ビル屋上の室外機について
- ac-design-kk
- 2月20日
- 読了時間: 2分

4~8階建の中規模ビルの屋上に空調の室外機を設置するケースはよくあります。エアコンの室外機は本体および配管類の設置にかなりの面積を必要としますからスペースの有効利用という視点からはとても良い設置場所だと思います。しかしデメリットも何点かあります。
1)地上より風が強い
室外機は皆さんが思うより風通しの良い構造となっております。熱交換するために外気を取り込み上部もしくは横から空気を吹き出す構造になっております。そのため強い風は必要以上に内部に侵入しファンやモータその他の部品の劣化を早めます。
2)鳥害
鳩やカラスなどが屋上に集まりフン害の被害を受けている施設もよく見かけます。鳥のフンは金属の腐食を招くこともあります。また羽根などが吸込箇所に入り込むと熱交換効率が悪化し電気代のムダにつながります。
3)人の目につきにくい
地上では気にはしなくとも人の目にとまりますので見た目の異変や異音などの変化に気が付きやすいものです。異変に気づき早期に処置すれば被害や修理などの出費も最小限に抑えられます。しかし屋上の場合は初期段階で気がつくことはまずありません。居室側で「エアコンが効かない」「暑い、寒い」となって初めて気がつくことになります。
よって屋上に設置の室外機に関しては定期的に点検することが必要となります。異変に早期に対応することでエアコンの寿命を延ばし長期に使用することが可能になります。処置が遅れて修理不可能になってしまった場合は室外機と共に室内機も交換となりますので大きな出費となります。定期的に点検してエアコンの寿命を延ばすことが大切です。
当社では空調機器の定期点検やスポット点検を承っておりますのでご心配のオーナー様は是非一度ご連絡ください。
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