フロン排出抑制法
- ac-design-kk
- 2 日前
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フロン排出抑制法の正式名称は「フロン類の使用の合理化及び管理の適正化に関する法律」で、オゾン層保護と地球温暖化防止の観点から、フロン類の排出抑制を目的として制定されました。この法律は、業務用エアコンや冷蔵・冷凍庫などの機器を適正に管理して、フロン類の漏えいを抑制するのが目的となっています。
また、フロンガスの製造から使用、廃棄までの適切な管理、点検や漏えい時の報告などを義務付けた法律です。2020年に施行された改正フロン排出抑制法では、「機器廃棄時のフロン類の適正な引渡し等」の実施も加えられています。管理者は、対象機器の管理にあたり、以下の事項を遵守する必要があります。なお、各都道府県が指導・監督を行うと決まっており、違反した場合には、罰則が適用される可能性がありますので注意してください。
機器の点検・整備に関する履歴の保存適切な危機管理が行えるよう、機器1台ごとに点検・修理、冷媒の充塡・回収等の履歴を記録し、機器の廃棄までを記録保存する必要があります。
適切な場所へ機器の設置等機器の損傷等を防止するため、適切な場所に設置し、適正な使用環境の維持・保全を行うことが必要です。
機器の点検全ての第一種特定製品は、3カ月に1回以上の簡易点検を行うこと。また、室外機の定格出力が一定以上の第一種特定製品については、簡易点検に合わせて、専門知識を有する者による定期点検を行わなければならない。
漏えい防止措置、修理しないままフロン充填の原則禁止機器からフロン類が漏れていると確認されたときは、漏えい箇所の特定・修理を行わずにフロンを充填して使用することは禁止されています。
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